リゾバの中でも人気のグランピング施設。
ただ体験談記事が少なく、仕事前にリサーチしにくいんですよね。
そこで本記事では、グランピング施設でのリゾートバイト体験談を全て語っていきます。
本記事の内容
- グランピング施設リゾバの体験談
- グランピング施設リゾバのおすすめポイント
- 勤務地のあば村が素晴らしすぎた話
- グランピング施設、あば村のデメリット
- グランピング施設はどんな人におすすめか
- グランピング施設の求人があるリゾバ派遣会社
僕はリゾートバイトダイブ直営の「ザランタンあば村」というグランピング施設で働いてました。
ダイブ経由だと、ザランタンの系列施設でリゾバができるので、グランピングで仕事を探したい方は一度チェックしてみましょう。
途中からあば村の魅力を語り始めます…!お許しを!!
それでは、レッツゴー。
【実際の体験談】グランピング施設でのリゾバ経験を語る【勤務地・条件・休日の過ごし方など】
まずは、僕自身の体験談を紹介。
以下に、ざっくり仕事内容などまとめました。
- 勤務地:岡山県津山市阿波(あば村)
- 職種:グランピングスタッフ
- 時給:1,000円
- 月収:16万円ほど
- 勤務日数:月20~22回ほど
- 勤務期間:1ヶ月ちょっと(2022年9月~10月末)
- 休日:火水が定休日(+シフトの都合で休み)
- 寮形態:ホテルの一室(たまたま)
- 寮費:無料
- 派遣会社:リゾートバイトダイブ
以下にて、いくつか深掘りしていきます。
体験談①:グランピング場の仕事内容
岡山県津山市のあば村にある、「ザランタンあば村」というグランピング施設で働いていました。
主な仕事内容は、以下の通りです。
仕事内容
- 朝:朝食~ベッドメイキング
- 昼:ベッドメイキング、夕食の調理、チェックイン
- 夕方:アクティビティ案内、食事の提供
- 夜:焚き火、鉄板等の備品回収、洗い物
とにかく、一日中何かしら動いています。
ベッドメイキングや調理に時間がかかります。なので仕事時間に占める接客の割合は、意外と少なかったり。
個人的に楽しかったのは、アクティビティの案内と焚き火ですね。
これは施設によりけりですが、僕の施設では野菜の収穫体験や手作りスパイス体験があり、それの案内をするとお客さんと盛り上がれるので、いつも楽しく働けていました。
毎日が楽しすぎて一瞬で終わっちゃいました〜!泣
職場のインスタ
体験談②:自然いっぱいの生活
岡山県のあば村ですが、もう見渡す限り畑!!
マジで都会の高層ビルの対義語みたいな場所です。
こんな景色が無限に続きます。
都会で住むのに疲れた僕は、もうこれだけで来た甲斐があったな〜て思いました。
ストレスフルな人の多さ、排気ガスや車の音などが、ほぼありません。
代わりに鹿の鳴き声が響く、田舎of田舎の経験ができました。笑
自然だらけのところにタダで住めるのは、リゾバの醍醐味ですね!
体験談③:寮について
僕はホテルの一室を使わせてもらってました。
職場から車で5分ほどの立地です。
本来は別の寮があるのですが、改装中で特例的に住めました。
ぶっちゃけ、めちゃくちゃ快適でした!!
今まで住んだリゾバの寮の中でも、快適さは群を抜いてました。
何より家具家電、シャンプーとかも全部揃ってるのはデカかったですね…!
施設によっては汚い寮とか相部屋のケースもあるので、派遣会社のスタッフさんと相談してくださいね!
が、途中で部屋変更があった
ホテルの一室だったので、予約状況により部屋を移動させられました。
「えぇ!?」と思いましたが、ホテルに住ませてもらってるので文句は言えません。
しかし、こういったことは事前に知っておかないと、人によれば結構なストレスに感じます。
以下記事にて他の注意点も書いているので、リゾバに行く前はザッと目を通しておくと良いでしょう。
体験談④:食事事情
ここが結構鬼門でした。
賄いなし、食事手当なし、そして最寄りのコンビニが11km先という地獄っぷり!
僕は社用車を借りて20km先にあるイオンやスーパー(ラムーってとこ)に買い出しに行けてましたが、田舎は車がないとマジで死にます。
それか、車を出してくれる地元の人と仲良くなるか、Amazonとかを駆使するかですね。
僕はなぜか、Amazonでトルティーヤを注文し、自分で作って食べてました。笑
Amazonで買ったトルティーヤ
トルティーヤとサルサソースを買って食べてました。
秘境にまで届けてくれるありがたさよ…。別にトルティーヤはおすすめしませんが、リゾバしてたらAmazonはプライム会員必須ですね。
こんな感じで、鶏肉とトマト、キャベツを入れてサルサソースをぶっかけて食べてました。
サルサソースが、意外と重宝すると気づいたグランピングリゾバです。(リゾバ関係ねぇ)
価格:600円~
価格:700円~
体験談⑤:荷物事情
夏~冬服を持っていきました。
あば村は山奥なので、9.10月でも朝は10度を切ったりしてたので。
リゾバする上で、勤務先の気温は事前にチェック必須項目ですよ。
以下に、ざっと荷物をまとめてみました。
と、こんな感じですが、意外と役立ったのがボルコラです。
これはボウルとコランダー(ザル)と蓋がセットになった商品でして、自炊する方であれば重宝すること間違いなし。
ボルコラの見た目
こんな感じでワンセットになってます。
蓋をとると、こんな感じ。
全部分解すると、こんな感じ。
要は、レンチンOK、水切りOK、保存OKの食器をたった一つで成り立たせてるわけですね。
それが1,000円とかで買えるので、普通にお得かなと。
謎のライフハックを紹介していますが、嵩張らないし、リゾバで自炊する方は持っていて損はない商品と断言できます。
価格:1,000円~
グランピング施設リゾバのおすすめポイント【体験談より力説】
以下の通り。
順に解説します〜!
ポイント①:自然に囲まれながら働ける
グランピング施設は、広大な敷地に建てられます。
そのため、自然に囲まれながらまったり働けるんですよね。
やはり自然は良いですよ!!!(急に適当)
わざわざ言うまでもないのですが、究極に落ち着けます。
特に都会から田舎に行く方は、自然の恩恵をがっつり感じれることでしょう。
ポイント②:服装・髪型が自由
これは重要ポイント。
グランピング施設は、おそらくどこも私服で働けます。
施設によっては派手すぎる見た目はNGなどあるかもですが、大体は自由が効いている印象です。
逆に、私服が汚れてしまうといったデメリットにも繋がりますが、運動服で働く方も多いので、そこは自由にしちゃいましょう。
参考までに、勤務時の服装
エプロンだけ支給で、それ以外は全部自由。
動きやすく、また汚れが目立たないような服が良いですね。
ポイント③:アクティブな仲間と出会える
やはり腐ってもグランピング施設。
アウトドアが好きな人たちが多く集まります。
キャンプ場リゾバを点々としている方や、地元のアウトドア好きなどに出会えるケースがほとんどです。
実際に僕も、焚き火を教えてくれる方やスノボ好き、キャンプ好き、また町おこしに従事している方など、アクティブな方とたくさん仲良くなれました。
これはやはりグランピング施設で働けることの醍醐味なので、ウキウキして行っても大丈夫でしょう。
ポイント④:アウトドア系の知識がつく
職場も職場なので嫌でも覚えていきます。
僕は、焚き火の知識やバーベキューコンロの使い方などを学べました。
が、いわゆるキャンプスキルにはあまり詳しくなれないので注意しましょう。
詳しくはデメリットの章で解説しますが、グランピングはキャンプとは別物なので。
グランピング施設は、「アウトドアで遊ぶ際の知識が広く浅くつく」と覚えておくと良いかもです。
ポイント⑤:お客さんに非日常を提供する喜びを得られる
最終、これに尽きます。
グランピングなんて頻繁には行かないもの。だからこそ、期待値の高いお客さんに更に楽しんでもらえるよう工夫するのは、やり甲斐を感じずにはいられません。
僕自身、他にもレストランや居酒屋、ホテルなどでリゾバしてましたが、グランピング施設ほど非日常を提供できる空間はなかったです。
喜んでもらえる上、自分も開放的になれるので、グランピング施設は本当におすすめしたいですね〜!!
【これは伝えたい】施設よりも、あば村自体が魅力的だった話【マジで力説します】
少し余談ですが、勤務先の村が本当に良かった。。
居心地良すぎて好きすぎるので、紹介します。
あば村の魅力は以下です。
順に紹介していきます。
魅力①:町おこし真っ只中で村の発展を目の前で見れる
今まで聞いたことがない村、すなわち発展途上だということ。
中でもあば村は、住民同士の支え合いでガソリンスタンドを作ったり、新鮮なお米や野菜を育てたり、温泉やグランピング施設を設立し地域活性化を図ったりと、未来に向けて努力を絶やさない村です。
そんな村の雰囲気全体に惹かれますし、何よりHPの宣言文が良すぎる。
のでそのまま引用しちゃいます。
あば村宣言文
岡山県阿波(あば)村は平成の大合併の流れの中、
平成17年に津山市と合併し115年続いた『村』はなくなりました。
合併当時700人だった人口は570人にまで減り、
140年の歴史のある小学校は閉校、幼稚園は休園、
唯一のガソリンスタンドも撤退、行政支所も規模縮小…。
まさに『逆境のデパート』状態となってしまいました。
しかし、このような逆境の中でも未来を切り拓く挑戦が始まっています。
地域住民が設立したNPOは、住民同士の暮らしの支えあいや
環境に配慮した自然農法のお米や野菜づくりに挑戦しています。
閉鎖されたガソリンスタンドは住民出資による合同会社を立ち上げ復活させます。
エネルギーの地産地消を目指し、地元間伐材を燃料にした
温泉薪ボイラーの本格稼動も始まりました。
こうした取り組みの中で地域住民に留まらず、地域外からも協力者や移住してくる
若者も増え始め、私たちは自らの手で新しい村をつくることを決意したのです。
この度、私たちはここに「あば村」を宣言いたします。
自治体としての村はなくなったけれど、新しい自治のかたちとして、
心のふるさととして「あば村」はあり続けます。
周りは山だらけ、入り口は一つしかない「あば村」は不便で何もない場所かもしれません。
しかし、「あば村」には人間らしく生きるための大切なものがたくさんあります。
このあば村の自然と活きづく暮らしを多くの方々と共有し、守り続けていくこと、
そして子どもたち孫たちにこの村での暮らしや風景を受け継いでいくことを決意し、宣言いたします。
出典:あば村公式HP
心に響く文章はこれだ!と実感しました。
行く前から「なんかすげえ、、!」と感じていましたが、行って更に好きになりました。
これ以上はもう、実際に足を運んでみないとわからない感覚ですね。
地域活性化を目の当たりにしたい方は、めちゃくちゃ良いスポットだと思います。
魅力②:人がめちゃくちゃ優しい上に個性的
田舎は優しいというイメージがありますが、まさしくその通り。
が、それよりも強く言いたいのが個性の強さです。
おじいちゃんおばあちゃんが優しいのはイメージできると思いますが、若者も独創的で面白い方がいっぱいいたんですよね。
以下にて、出会った方や面白いと思った施設を宣伝していきます。
(あば村じゃないものもありますが、、そこはご愛嬌)
幼稚園を改装してふらっと寄れる飲食店に
旧幼稚園を活用し、ふらっと立ち寄って楽しめるスペースを提供する「ふらっとABA」。
一番の推しは、「そんな値段でいいの!?」という料理のクオリティの高さです。
「予算1,000円」と伝えると、その値段に合わせて料理を作ってくれるのですが、それがもう1,000円のクオリティじゃないんです。笑
前菜には野菜巻きにトルティーヤ。
メインにパスタやタコス丼などを作ってくれます。
しかも、何より味が美味すぎる。
店長さん自身がかなりの美食家で、数々の料理や美味しいお酒を嗜んでいるだけあり、本当にクオリティの高いものを提供してくれます。
それを1,000円とかで出してくれますが、都会の洒落たレストランだと3,000円は優に超えてきそうなレベルです。
なぜこんなにも安いのか?と尋ねたところ、「いかに安く楽しんでもらえるか。低価格でも、その予算内でやりくりするのが企業努力」と答えてくれ、顧客ファーストを体現している素晴らしすぎる店だと感じました。
もう何回もリピートしてますが、まだまだ行きたいです!
グランピング施設の隣の店の看板犬
柴犬の「なな」ちゃん。
グランピング施設の隣にコーヒーなどのお店を出店しており、そこの看板犬として人気を集めています。
新聞にも紹介されたそうで、ななちゃんに会いに遠方から来るお客さんもいるくらい愛おしいワンコです\(^^)/
僕もツーショットを撮りました。笑
ついくっつきたくなる可愛さをしてるので、もう是非会いに行ってほしいです!
勤務期間が終わる時、ななちゃんに会えなくなるのか〜と寂しくなりました。笑
動物ふれあい施設
完全予約制の動物ふれあい施設「PRAMEE(プレミー)」。
ミーアキャットやチンチラ、ハリネズミ、セキセイインコ、ボールパイソンなど、多様な動物がいます。
そして中でも重要なのが、多様な動物同士も仲が良いこと。
規模の大きい動物園だとなかなか見れない化学反応です。
なおPRAMEE(プレミー)は、厳密に言えばあば村じゃないんですが、あばで出会った人ということでお許しを。笑
動物愛が強くて若いエネルギッシュな方が責任者を務めており、今後の展開も待ち遠しいです!
魅力③:農業の体験ができる
茄子の収穫から出荷まで、体験させてもらいました。
実際に農業で生計を立てている人のお話を聞きつつ、自分も手を動かして楽しむのはかなり貴重な体験だったと思います。
また体験して思いましたが、農業は「逆算思考が必要」ということ。
1年のどのタイミングで何の野菜が成るのか、またそれを収穫し出荷するにはいつまでに仕込まないといけないのか、年単位でのスケジューリングと行動が必須です。
こういったことを学べるのは滅多にないことですし、何より農場という環境がないとできません。
そういった意味で、田舎は凄いことを体験できるなと思います。
体験させていただいた「やました農園」さん、HPもあるので是非覗いてみてください!
魅力④:自然だらけで落ち着く
もう再三述べてますが、マジで落ち着きます。
で、自然だらけと言っても都会住みの人には伝わらないので(元都会民の筆者然り)、簡単に特徴をまとめました。
都会じゃ考えられないことばかりです。
特に信号がないのは、車で走ってて快適すぎです。笑
魅力⑤:野生の動物を見れる
鹿とかたぬきとか普通に歩いてたりします。
逆にこれは怖いこともありますが、都会じゃ絶対に見れない光景。
「夜道にバイク乗ってたら鹿を轢きそうになる」とか、普通じゃできませんからね。笑
その瞬間は死を覚悟しましたが。。笑
一瞬の出来事なので写真は撮れてないですが、しょっちゅう会えるので動物好きにはたまりませんね。
グランピング施設、あば村のリゾバのデメリット
それぞれ、別々にまとめました。
先述の通り、裏方作業が多いので接客が案外少ないです。
お客さんとずっと話していたい!といった方は、ホテルとかレストランの方が良いでしょう。
それより特筆すべきは3つ目。テントを組み立てるとか崩すといった、いわゆるキャンプスキル自体はあまりつきません。
グランピング施設は、コテージ(バンガロー)や既に張ってあるテント、トレーラーハウスなどに宿泊するので。
なので「ソロキャンプ術を覚えたい!」といった目的でリゾバをしても、それは身に付かないので気をつけましょう。
とはいえ、アウトドア全般の知識はつきますよ!
こちらは田舎っぽいデメリットです。
逆にこれが良い点でもありますが、都会から来た人は不便すぎて死にそうになるかもです。
特に店がないのが、食料が尽きた時に死にます。笑
【どんな人におすすめ?】グランピング施設でのリゾバ体験談を踏まえて【逆に向いていない人も】
大自然の中でアクティビティができる、というのが一番の醍醐味。
体を動かしたい方には、うってつけの職場です。
逆に、向いていない方は下記です。
何より動き回る仕事。
ベッドメイキングは疲れますし、鉄板を洗うと手が真っ黒になります。
「別にええわ!!(なんで関西弁)」と思う方でないと、正直しんどいと思いますね。
力仕事したくねぇや〜て方は、ホテルとかが良いかもです。
参考記事 西伊豆のホテル(旅館)でリゾバした体験談【28日で39万稼げた】
グランピングの求人がある派遣会社
上記の通り、とりあえず大手に登録しとけばOKです。
ポイントは、いくつか見比べること。
同じ求人でも、派遣会社によって時給が違うケースもあるので、最低でも3つは見ておきましょう。
登録は無料なので、とりあえずボンヤリ見比べるのを推奨します。
僕が働いていた「ザランタン」という施設はダイブ直営のものなので、そちらが気になる方はダイブを見てみましょう!
【まとめ】グランピング施設というか、あば村がおもしろかったです
この記事では、グランピング施設のリゾバの体験談を紹介しました。
(途中からあば村の魅力を語ってましたが。笑)
最後に、もう一度グランピング施設リゾバのおすすめポイントを紹介します。
グランピングのリゾバは、アクティブな方には天職です。
仕事時間が楽しいって、人生の大部分は得してる気がします。
個人的にはめちゃくちゃ楽しい経験ができたので、悩んでいる方は一度派遣会社のスタッフさんに相談してみましょう。求人のある派遣会社も、もう一度紹介します。
それでは今回の記事はここまで。
少しでも参考になれば幸いです。
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