キャンピングカーで日本一周したいんだけど、お金とか時間はどんくらいかかるんだろう・・?
実際の体験談とかあったら教えてほしいな。
こんな疑問にお答えします。
キャンピングカーでの日本一周は夢が詰まっています。
しかし予算やプラン、注意点を無視すると、せっかくの旅行が台無しになることも。
そこでこの記事では、2020年にキャンピングカーで日本一周した筆者が、体験談を含め一つ一つ紹介していきます。
記事後半には、「気をつけないと危険な」注意点を解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
記事の信頼性
- 2020年にキャンピングカーで日本一周達成
- その過程を1日ごとに記事で公開中
- 記事は『キャンピングカー日本一周全記事まとめ』にて
【総合】キャンピングカーで日本一周した体験談を話す
以下、筆者がキャンピングカーで日本一周した際の総まとめです。
- メンバーは男性5人
- 期間は2020年11月11日~12月4日(24日間)
- 当時は全員大学4年生
- 車はレンタル
- 寝泊まりは基本SA・PA
- 大阪から出発
- 沖縄を除く46都道府県を走破
- なお沖縄は、車を返却後に飛行機で行きました。笑
- 各県の県庁所在地で記念撮影をする
- 総費用は約30万円(沖縄以外)
- 総走行距離は6,737km
それぞれの詳しい情報は、これから深掘りしていきますね!
【費用】キャンピングカーで日本一周するためにかかった費用は?【24日間】
費用は、合計『291,438円』でした。(一人当たり)
※メンバーによって誤差あり。
まあまあな支出だな〜と思う反面、「30万で収まったのか!」と、大イベントの割にはコスパの良さも感じております。
なお内訳は、以下のとおり。
・交通費:146,660円
→車のレンタル代+メンバー全員財布(ガソリン・高速・駐車場・その他雑費代)。
→車のレンタル代が1人66,000円(5人で330,000円/月)
+1人8万円出し合い、5人で共同財布をつくりました。
・食費:94,009円
→単純な食費。1日あたり3,000円以上かけてますね。
・雑費:32,640円
→「趣味」表記のやつです。お土産、単に買いたかったものなど
・生活用品:14,840円
→銭湯代、シャワー代、お守りなど
・その他:3,289円
→寒かったのでユニクロのウルトラライトダウンベストを買った代金です。笑
交通費のみ深掘りしますね!
交通費:146,660円
- 車のレンタル代:1人66,000円(5人で330,000円/月)
- メンバー全員財布:1人80,000円
- 電車賃など:660円
車のレンタル代と、メンバー全員財布(ガソリン・高速・駐車場・その他雑費代)が該当します。
なお車のレンタル代は1人66,000円(5人で330,000円/月)でした。
また1人8万円出し合い、5人で共同財布をつくりました。
前述の通り、ガソリンや駐車場、高速代など、「どうせ割り勘するものは先に出し合おう」って感じで作りました。
揉めることないし結構おすすめだよ!
なお共同財布は5人で40万円分あり、そのうちガソリン・高速代で約28万円ほどでした。
残りは、全員で使った洗濯乾燥、入場チケット、後輩へのお土産代、その他諸経費などですね。
※余談ですが、全員財布は初期は5万を出し合ってましたが、足らずに3万追加しました。お金かかりますね。。
【期間やルート】キャンピングカーで日本一周した体験談
期間、ルートの順に紹介しますね。
日本一周は何ヶ月かかる?→24日で達成しました。
筆者は2020年11月11日に出発し、12月4日に帰宅。
つまり24日で46都道府県を回りました。
(のちに3日間かけて沖縄観光しました。これを含むと27日ですね。)
1ヶ月以内で日本中走り回れるって考えたら、時間対効果高すぎますよね。
しかし、今回は筆者自身も初めての車旅だったので、急ぎすぎた節もありました。笑
もう少し観光に時間をかければ、大体1ヶ月ぴったりとかでも回れます。
1県の滞在時間が1時間未満のところもありました…。
今思えば、もうちょっと観光できたかも。笑
【ルート】キャンピングカーで日本一周した実際のルート
大阪からスタート。
はじめに和歌山、滋賀を経由した後に北上、日本海側を通り北海道に到達した後に南下、太平洋側から中国地方まで突っ切り、九州に入り、四国を通って帰ってきました。
なお、総走行距離は6,737kmです。
一日平均280km走ってますね。
また、日程ごとに通ったルートは以下です。
1日目:大阪発(ノーカン)→和歌山→奈良→滋賀の3県
2日目:福井→石川→富山の3県(計6県)
3日目:長野→新潟→福島の3県(計9県)
4日目:山形→秋田の2県(計11県)
5日目:青森→北海道の2県(計13県)
6日目:岩手→宮城の2県(計15県)
7日目:栃木→茨城の2県(計17県)
8日目:千葉→東京→神奈川の3県(計20県)
9日目:埼玉→群馬の2県(計22県)
10日目:山梨→静岡の2県(計24県)
11日目:愛知→岐阜の2県(計26県)
12日目:三重→京都→兵庫の3県(計29県)
13日目:岡山→鳥取の2県(計31県)
14日目:島根県オンリー(計32県)
15日目:山口県オンリー(計33県)
16日目:大分→宮崎の2県(計35県)
17日目:鹿児島県のみ(計36県)
18日目:熊本→佐賀の2県(計38県)
19日目:長崎→福岡の2県(計40県)
20日目:福岡→山口へ戻る(ノーカン)
21日目:広島県オンリー(計41県)
22日目:愛媛県オンリー(計42県)
23日目:高知→徳島の2県(計44県)
24日目:香川→大阪の2県(計46県)
1日で2県くらいはコンスタントに進んでますね。
2週間で33県進んでるのは、流石にハイスピード過ぎましたね…。笑
読者さんは、もう少しゆっくりペースで行ってね!!
【車種】キャンピングカーで日本一周したオトモはこいつ!【レンタルできる店も紹介】
こいつがオトモ!
TOM200です!!
トヨタのハイエースボディのキャブコンです。
内装も簡単に紹介しますね\(^^)/
▼後部座席部分
▼後ろ
荷物置きと、上に寝るスペースがあります。
▼サイド~前
座席の前にテーブル、上に収納スペースがあります。
この座席を折り畳むと、2人分のベッドが完成します。
▼車のチョンマゲ部分
ここに足を突っ込んで寝ます。
ギリギリ男2人入りました。
最初は寝にくいものの、徐々に慣れてきますよ!
なお、僕たちは下記サイトにてキャンピングカーの予約をしました。
【体験談をもとに語る】キャンピングカーで日本一周する醍醐味【気づいたこと】
以下が、個人的に楽しいと思ったことです。
- ①:日本中の観光地を回れる
- ②:話のネタになる
- ③:ご当地グルメを大体食べれる
- ④:メンバーと毎日、車中泊すること自体楽しい
- ⑤:車のナンバープレートを見て「あ、次の県きた!」と感じれる
- ⑥:次のSA・PAのクオリティが楽しみになる
- ⑦:県庁所在地の駅には大体ミライザカがある
- ⑧:乗ってる車への愛着が湧く
①~④は何となく予想できると思いますが、⑤~⑧は、実際に旅行してみないと気づかない楽しみです。
特にミライザカは、「毎回あるよなぁ。」とメンバー全員で笑っていました。笑
おそらく人によって感じるものが違うので、醍醐味は無限大ですね!
【必需品】キャンピングカーで日本一周する際にあると便利なもの10選
以下は揃えておいた方が良いでしょう。
- ①:「Yahoo!カーナビ」アプリ
- ②:ポケットWi-Fi
- ③:寝袋
- ④:ETCカード
- ⑤:洗濯用洗剤
- ⑥:お風呂セット
- ⑦:体調管理グッズ(腹巻き・下痢止め等)
- ⑧:モバイルバッテリー
- ⑨:Kindleアプリ(または本)
- ⑩:簡易トイレ
順に解説していきます。
①:「Yahoo!カーナビ」アプリ
まじこれ優秀すぎる…。
車旅行に特化した道案内アプリです。
それも、ただの道案内だけじゃなく、渋滞情報や駐車場の位置・空き情報まで載せてくれます。
既に使ってる方が多いかもですが、最強アプリなので紹介しました。
②:ポケットWi-Fi
必須アイテムですが、ここで鳥肌情報。
ポケットWi-Fiの選び方をミスると、初っ端から詰みます。
なぜなら、筆者メンバーらは、たったの2日でWi-Fiの容量オーバーになったからです。
なお下写真が、僕らが使っていたポケットWiFiです。
こちらを悪く言うつもりはありませんが、ちゃんと容量を確認しておいてください。
二日で容量オーバーしたので、全員速度制限にかかってしました。。笑
ちゃんと調べてくださいね!
取り急ぎ、おすすめのポケットWiFiを厳選して3つ紹介します。
おすすめポケットWi-Fi
- カシモWiMAX:速度・データ容量ともにコスパ抜群
- Mugen Wi-Fi:業界最安値級+お試し期間30日あり
- AiR Wi-Fi:こちらも30日間無料モニターあり
どれも魅力的なので、都合に合うものを使ってみましょう。
③:寝袋
車中泊には必須ですね。
布団でも問題ないですが、寝袋の方が持ち運びが便利な上に使い勝手が良きです。
参考程度に、筆者が使っていた寝袋を紹介します。
なお同モデルはAmazonでは出てこない(?)ため、友人が使ってたやつも紹介しますね。
寝袋であれば何でも良いです!
コールマンが可愛いですよ!
④:ETCカード
1ヶ月以内に日本一周を目指すなら必須。
移動はほとんど高速を使うからですね。
下道でのんびり回りたいって方には不要ですが、それは時間が無限にある人だけです。。
時間を金で買うのは、バンライフには大事な思考ですよ。
以下にて、ETCカードのおすすめブランドを紹介しますね。
おすすめETCカード
- JCB CARD W:安定・安心のJCB
- Tカード Prime:ETCカード無料で1%還元
- セゾンカードインターナショナル:最短即日発行
- 三井住友カード (NL):ETC実質無料
- エポスカード:無料で高スペック
- イオンカードセレクト:年会費無料優良クレカ
- 楽天カード:楽天ユーザーに親和性あり
※楽天ユーザーの方は「楽天カード」が何だかんだ使い勝手が良いでしょう。
⑤:洗濯用洗剤
超超超必須です。
場所によりますが、洗剤が別で必要なコインランドリーが結構多かった印象です。
(地方では特に)
その辺のコンビニやホームセンターで買えばOKですが、人数と日数が分かっているのなら、事前に準備しておくと良いでしょう。
なお車は終始揺れるので、ジェルボールを推奨します。
⑥:お風呂セット
これも必須です。
その辺のホームセンターで買っちゃいましょう。
なお数名で行く場合は、みんなでシェアすると良いですよ\(^^)/
⑦:体調管理グッズ(腹巻き・下痢止め等)
体調を壊しやすい方は必須です。
以下に、あると便利なグッズをまとめてみました。
特に「下痢止め」は持っておくと良いですね。
すぐにトイレがある保証はないので。
⑧:モバイルバッテリー
一応持っておいた方が良いかと。
もちろん車で充電できるのがベストですが、もし外で充電するなら、コンビニのイートインやSA・PAなどになってしまうので。
スマホの充電が切れると、何かと不便ですからね。
なお充電器系は、アンカーがコスパ良いです。
あとついでに、急速充電もあれば便利ですね。
⑨:Kindleアプリ(または本)
暇つぶしに最適です。
え、旅行なのに暇なの!?
はい、これは3人以上で行く方に知っていてほしい。
意外かもですが、移動時間は結構暇です。
運転手と助手席のアシストはずっと手を動かしているものの、後部座席メンバーはやることありません…。
「喋ってたら良いじゃん」て意見が来そうですが、それは大きな勘違い。
毎日車で移動、それも一生高速に乗ってたら、眠いし疲れるし、まず口数が減ります!
綺麗な景色や県境が来たら、もちろんテンションが上がりますが、高速道路は思ったよりも単調で長い道のりです。
それに自分は喋りたくても、友人が寝てしまうケースもありますからね。
そういった時に、kindleで本を読むのは良い暇つぶしになるんです。
(アマプラで映画見るとかでも良いですが。)
僕の場合は、暇になったらKindle unlimitedで本を読んでいました。
※月額980円で、200万冊以上が読み放題。なお初回30日は無料です。
友人は音楽を聴いたり、勉強したり、映画を見てましたね。
逆に言えば、1人になれる時間もあるってことですね!
⑩:簡易トイレ
緊急用です。
いざとなれば、嘔吐用に使うこともできます。
僕たちは結局使いませんでしたが、あるのと無いのでは全然安心感が違います。
いつどこでトイレがしたくなるかわからないので、安心感に投資するのは悪い話じゃないです。
それに、使わなかった場合でも、災害用に取っておけますよ\(^^)/
メンバーで割れば数百円ですね!
【注意点】キャンピングカーで日本一周する際に気をつけること
以下の通りです。
①以外は、ちゃんと対策しておかないと痛い目に遭うかも。
- ①:仲の良いメンバーで行くべし(揉めがちな内容あり)
- ②:旅のルールを決めるべし
- ③:ほぼ移動になる覚悟を決めるべし
- ④:洗濯できない日があることを理解すべし
- ⑤:段取りは決めるべし(冬は雪に注意)
順に解説していきます。
注意点①:仲の良いメンバーで行くべし(揉めがちな内容あり)
誰と行くかは、何よりも重要です。
わざわざ言う必要はありませんが、念のためです。。
なおいくら仲が良くても、以下のような内容で揉めることがあります。
事前にチェックしておきましょう。
- 行き先の意見がバラける
- いびきがうるさい
- 助手席のアシストがミスをする
- お金のやり取り
- タバコの臭いが部屋に篭る
- 運転が荒くてメンバーからブーイング
特に、行き先の意見がバラけてしまうのがありがちです。
落ち着いて話し合ってくださいね。
注意点②:旅のルールを決めるべし
注意点①への対応策です。
ルールを決めておくと、色々スムーズになります。
メンバーとも揉めづらくなるし、判断に迷いがなくなるからですね。
例えば、「ディズニーに行きたい!」「恐竜博物館行きたい!」「北海道では函館と札幌と、小樽とか行きたいな」なんて思っても、全部は行けません。
そこで、『観光よりも日本一周』を目標と決め、絶対に目標をブラさないようメンバーと共有してました。
→すると、『時間的に厳しそうな所へは寄らない』と結論づけれます。
ちなみに、僕たちのルールは以下でした。
- ①:運転は交代制
- ②:最初に1人5万円ずつ出して、全員財布を作る(合計25万円)→ガソリンや高速代に使う
- ③:目標は日本一周
- ④:観光よりも日本一周を目指す
- ⑤:できるだけ県庁所在地に行って写真を撮る
- ⑥:暗くなったら運転しない
- ⑦:代わりに日が昇るとすぐに運転する
- ⑧:雪が降れば運転をストップ→スタッドレス無しのため
特に⑧は重要です。
時期によりますが、雪の中の運転だけは避けたいと思っていました。
メンバーと話し合ってみてね!
③:ほぼ移動になる覚悟を決めるべし
おそらく、一日の活動時間の半分は、移動してました。
「キャンピングカー日本一周」と聞くと夢がありますが、現実は甘くない。。
僕たちがこうなった原因は、1ヶ月以内にキャンピングカーを返す必要があったからです。
しかも日本一周って、結構な距離があります。のんびりしてると一生辿り着かないんですよね。
酔うこともあったので、車酔いしやすい方は注意ですね…。
なお、マイカーで実施する場合はこの心配はありませんのでご安心を。
④:洗濯できない日があることを理解すべし
キャンピングカー旅行は、まさに一期一会の旅。
コインランドリーとの出会いも一期一会です。
どこにコインランドリーがあるかなんて分かりません。
それに、コインランドリーに合わせてルートを決めないので、洗濯できない日もあります。
しかも洗剤付きのものもあれば、洗剤を持参する必要があるところもありますし、様々です。
服の枚数は余裕を持っておきましょう!
⑤:段取りは決めるべし(冬は雪に注意)
最重要項目です。
レンタルで行く方は特に、段取りを決めないと帰ってこれないケースもあります。
例えば、「15日までに青森には着きたい」、「雪が降るとまずいので、日本海側を早めに通過する」など、ザックリで良いのでプランを立てておきましょう。
また高速道路が繋がっていない県境などもあるので、しっかりルートも確認してくださいね。
適当に進むと、間に合わなくなりますよ…汗
【まとめ】キャンピングカーで日本一周するための費用や期間
この記事では、キャンピングカーで日本一周するための費用・時間・注意点などを、体験談を含めて全て紹介しました。
以下がおさらいになります。
- 総費用は約30万円(沖縄以外)
- 期間は24日間で達成
- 総走行距離は6,737km
※あくまで筆者の体験談です。
せっかく夢のある大イベントなので、しっかり準備をして行ってくださいね。
もしあなたが日本一周を達成できたら、気軽にコメントください\(^^)/
待ってます〜!
それでは今回はここまで。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
なお以下にて実際の旅行姿を記事にしています。
よければ1話から辿ってみてください\(^^)/
(全24日程あります)
▼筆者のキャンピングカー日本一周記事
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