現役トップクラスの実力を誇るMOL53(RAWAXXX)。
ABEMAの番組『my name is』にも出演しており、日本のHIPHOP界では外せない存在です。
この記事では、そんなMOL53のパンチラインを50個まとめてみました。
完全に主観、そして自己満ですが、ヘッズには共感してもらえるはず。
今回は、音源ではなくバトルでのパンチラインのみを集めました。
YouTubeに上がってるものはその動画、ないものは観れるサイトを紹介しています。
それでは、さっそくいきましょう。
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- 【50選】MOL53(RAWAXXX)のパンチラインまとめ
- パンチライン①:KOK2018(vs D.D.S)
- パンチライン②:戦極9章(vs BIG MOOLA)
- パンチライン③:KOK2022(vs S-kaine)
- パンチライン④:戦極18章(vs MC MIRI)
- パンチライン⑤:戦極15章(vs Lick-G)
- パンチライン⑥:UMB2017CIY(vs CIMA延長)
- パンチライン⑦:SPOTLIGHT2017(vs TKda黒ぶち)
- パンチライン⑧:BATTLE SUMMIT(vs CHEHON)
- パンチライン⑨:UMB2016(vs ウジミツ)
- パンチライン⑩:KOK2018東日本予選(vs MULBE)
- パンチライン⑪:凱旋TGK(vs CHEHON)
- パンチライン⑫:BATTLE SUMMIT(vs がーどまん)
- パンチライン⑬:戦極24章(vs DOTAMA)
- パンチライン⑭:真ADRENALINE2020(vs 句潤)
- パンチライン⑯:口喧嘩祭SPECIAL(vs 輪入道)
- パンチライン⑰:UMB2017 CIY(vs 句潤)
- パンチライン⑱:KOK2018東日本予選(vs N0uTY)
- パンチライン⑲:SPOTLIGHT2022大阪編(vs CIMAアカペラ)
- パンチライン⑳:UMB2016(vs BOZ)
- パンチライン㉑:凱旋 on ABEMA(vs Fuma no KTR)
- パンチライン㉒:戦極21.5章(vs 呂布カルマ)
- パンチライン㉓:トリプルリーチ(vs ベル)
- パンチライン㉔:KOK2018(vs がーどまん)
- パンチライン㉕:戦極15章(vs A-MEN)
- パンチライン㉖:戦極vs凱旋2022 冬ノ章(vs Maiji)
- パンチライン㉗:戦極19章(vs MU-TON)
- パンチライン㉘:UMB2013(vs TKda黒ぶち延長)
- パンチライン㉙:トリプルリーチ(vs FORK)
- パンチライン㉚:口喧嘩祭(vs KBD)
- パンチライン㉛:Dis4U EPISODE4(vs L-指定)
- パンチライン㉜:KOK2020(vs Authority)
- パンチライン㉝:真ADRENALINE 春のMC BATTLE3連祭(vs 死神紫郎)
- パンチライン㉞:戦極15章(vs KEN THE 390)
- パンチライン㉟:戦極西の2on2 2020(vs SILENT KILLA JOINT)
- パンチライン㊱:KOK2019(vs Authority延長)
- パンチライン㊲:戦極24章(vs MU-TON)
- パンチライン㊳:UMB2016(vs ヤングたかじん)
- パンチライン㊴:KOK2020(vs 鎮座DOPENESS)
- パンチライン㊵:ADRENALINE 2019 FINAL(vs T-TANGG)
- パンチライン㊶:凱旋ジャイキリ(vs $hamis戦)
- パンチライン㊷:KOK vs 真アドレナリン(vs ミメイ戦)
- パンチライン㊸:MATSURI大将戦(vs SIMON JAP)
- パンチライン㊹:凱旋2023 冬ノ陣(vs Rin音)
- パンチライン㊺:凱旋 at東京ガーデンシアター(vs 龍鬼)
- パンチライン㊻:口喧嘩祭SPECIAL決勝(vs BASE戦)
- パンチライン㊼:KOK vs 真アドレナリン(vs 晋平太)
- パンチライン㊽:口喧嘩祭SPECIAL(vs T-TANGG)
- パンチライン㊾:戦極 vs 真ADRENALINE準決勝(vs ニガリ戦)
- パンチライン㊿:MATSURI 最終サイファー
- 【おわりに】MOL53、リリカルすぎる
【50選】MOL53(RAWAXXX)のパンチラインまとめ
順番に50個紹介していきます。
ランキングではないので、順不同です。
なおバトルでは名前が3つあるので、MOL53、RAWAXXX、鬼ピュアワンラインの全てのバトルから引っ張って来てます。
それでは、「これは入ってるだろうな…」と予想しながら読み進めていきましょう。
パンチライン①:KOK2018(vs D.D.S)
金を稼ぎたい訳ではないが、金を稼げなきゃ生活できねぇ
生活するための音楽か、音楽するための生活か
俺は迷わずにマイクを持った、だから胸張って言うぜ「ラッパー」
個人的には1番のパンチライン。
音楽に賭ける想いが伝わってきて、上がるだけでなくウルっとしました。
パンチライン②:戦極9章(vs BIG MOOLA)
お前は言葉を枯らすんじゃねぇぞ
魂ってのは一度、燃えたら灰になるまで
俺を燃やし切るMCだ
俺が死んでも俺の言葉は死なないと思ってる‼︎
魂ごとバースに乗せてるのかと言うほどのバイブスが伝わります。
この時代のMOL53は超熱いですね。
パンチライン③:KOK2022(vs S-kaine)
俺がラップやり始めた時の条件は
自分を誰にも奪わせないことだ‼︎
自分自身をむき出し、嫌われたって関係なし
まさにMOL53のスタンスを体現してますね。
なおこのバースは、自身の『Working on Wonder’s Pt.02』という曲のセルフサンプリングですね。
1人になっても、仲間がいなくても
ラップを辞める理由にはならねぇ‼︎
一人になってもラップは諦めない、という信念が伝わります。
初めて聴いた時は鳥肌モンでした。
パンチライン④:戦極18章(vs MC MIRI)
俺の前ではお前も生贄だぜ
でもキツくは言わねぇ、アイドルだからって
優しくしてるんだぜ
上から目線じゃねぇ、対等で俺が上
これは語り継がれるパンチライン。
ハメ方もバッチリ、説得力もバッチリ、もう完璧です。
パンチライン⑤:戦極15章(vs Lick-G)
分かった、お前クラブで流行りのTune
興味ない 見せる俺のAtitude
韻を落とすことは簡単じゃねぇ
これは”Rhyme“、難関だぜ 頭使え‼︎
戦極のOPにも組み込まれていたほどのパンチライン。
MOL53の中でも代表すべき名試合の一つです。
パンチライン⑥:UMB2017CIY(vs CIMA延長)
俺は馴れ合いが嫌いだから
仲間を遠ざけてきた、一人で立った
だけど一匹狼じゃねぇんだ
ここまで仲間の支えがあった‼︎
MOL53の仲間との繋がりが垣間見えるバース。
「孤独な表現者」というスタンスの裏に、仲間の支えという温もりを感じて目頭が熱くなりました。
俺の嫌いだった大人と一緒だな
上から目線であーだこーだマジでうるせぇな‼︎
パクられたから何だ?お前もリスク背負ってんだろうが
その言葉2度と吐くな
かなり感情のこもったバース。
「俺の嫌いだった大人」という、観衆から共感を得れるワードで一気に引き込んでます。
パンチライン⑦:SPOTLIGHT2017(vs TKda黒ぶち)
俺のラップは誰かの記憶に残る
DNA 来世に届く
Rhymeは100年残るTruth
お前のは1年で消えるFake‼︎
強烈なDisなのに、リリカルが故にオシャレに感じてしまうやつ。
本物と偽物の対比を、これだけ上手く言い表せるのもMOL53のリリカルセンスですね。
パンチライン⑧:BATTLE SUMMIT(vs CHEHON)
興味ねぇんだよ上辺のDisは
やることやってる奴が正義だ‼︎
全ての条件なら揃った
今夜は俺がNo.1‼︎
サミットを本気で獲りに来てる感があって食らいました。
2022年のMOL53は、サミットを期に熱さを取り戻しましたね。
パンチライン⑨:UMB2016(vs ウジミツ)
フッ、ウシジマくんだもんな、くだらねぇギャグ
スニーカーも汚れてねぇ、ストリートを知らねぇヤツ
そういう奴がマイクを持って何を喋る?
俺には伝わらず‼︎
これほどストリートを感じさせるバースは中々ないですね。
観衆が一気にMOL53に引き込まれていた印象です。
パンチライン⑩:KOK2018東日本予選(vs MULBE)
俺も与える側、もう作る側じゃねぇ
ブチ壊す ブームなんてクソっ喰らえ‼︎
RAWAXXXに改名したばかりで、その意気込みを感じるバース。
バイブスもこもっていて完璧でした。
パンチライン⑪:凱旋TGK(vs CHEHON)
バトル?金?んなもんじゃねぇよ
カッケェラップがやりてぇだけ
金がなくてもここには立つ
そう言う上辺を言うなよカス!!
MOL53のバトルに対するスタンスが見えるバース。
『my name is』でも自身のHIPHOP観を語ってましたが、まさにそれを表しているパンチラインですね。
てかリリック以上に乗せ方が上手すぎる。。
パンチライン⑫:BATTLE SUMMIT(vs がーどまん)
HIPHOPに必要なのは
“韻”とか”フロー”とかじゃないんだよ、”ライフスタイル”‼︎
そこから生まれてくるRhymeで
お前に勝つ‼︎間違いなく‼︎
個人的にサミット1のパンチライン。
「韻を踏めばラップが上手い」という風潮へ一石を投じたバース。
MACCHOも「韻とかフローだけ乗せても退屈、ドラマが見えてこねぇんだよ」というバースを『REP』の曲内で吐いており、それに通ずるものがありますね。
パンチライン⑬:戦極24章(vs DOTAMA)
満たされた奴のラップはくそダセぇ
乾いてる奴の方がカッケェ
瀬戸際で燃えなきゃ男じゃねぇ
誰かが言ってた そいつも答え
聞けば聞くほど深いバース。
乾いている人の方が、HIPHOPへのハングリーさを感じますね。
確かにそれは実感として分かります。
※戦極24章はABEMAで全試合配信されてます。
パンチライン⑭:真ADRENALINE2020(vs 句潤)
俺は業界にもf○ck、大人にもf○ck
じゃなく俺NO RAP これ自体がf○ck
myself 落としてく
これはクソであり得るぜ
アリエールみたいな漂白剤
綺麗なものには興味がない
汚れてナンボだろ、HIPHOPは「ダサい」
なんて言わせないぜ「ヤバい」って言わせたい
まずこれが即興で出てくるのがヤバい。
汚れてナンボ、と言うのは、実際にストリートで過ごしたからこそ湧くパンチラインなんだと思います。
パンチライン⑯:口喧嘩祭SPECIAL(vs 輪入道)
「何かを捨てたら何かを得る」
その方程式間違える
捨てて捨てて捨てて、得るもんがねぇ
そう言う時が輝けるんだぜ‼︎
ラッパーつうのは瀬戸際だろ?
ギリギリ追い込まれて出る力と本能
百八つの煩悩
叩き割ってステージ上、見せるとこ
個人的にめちゃくちゃ好きなバース。
「こんなに時間と金も使ったのに、結局何も得れなかった、ほんとクソだな俺は…」と自己嫌悪になった時に救われます。
と言うか、本当に救われました。
「そう言う時こそ輝けるんだ」って。
※この大会のRAWAXXXは神ががっており、CHEHON、裂固、MU-TON、輪入道を倒しての優勝でした。
パンチライン⑰:UMB2017 CIY(vs 句潤)
目を覚まして自分が誰だ?
感じた時にはもう遅かった
MICを握ってスペル並べた
MOLだぜお前黙らす‼︎
音にタイトにハメながらこのバースを蹴れるのはセンスしかない。
この大会のMOL53、キレキレでしたね。
パンチライン⑱:KOK2018東日本予選(vs N0uTY)
OK レクチャー2だ、覚えとけ
雑草は花が咲かねぇ
その時点でお前の負けって分かっとけ
『Kawasaki drift』に異次元の乗り方でハメたバース。
瞬時に雑草のラインを出せるのも凄いですが、音乗りが異常すぎる。
パンチライン⑲:SPOTLIGHT2022大阪編(vs CIMAアカペラ)
陽が昇り、陽が沈む
それまでのリズム
俺のISM、全てを乗っける
ペンのインクが無くなるまで
俺は自分とただ向き合うだけ
真夜中 渦巻いて「俺じゃダメ」
思ったかも知れねぇその時まで
だけど何十年 針を動かす
自分のやってきたことを信じた
ここに立って宮崎をレペゼン
誰が相手でも間違いねぇぜ
アカペラ史上一番リリカルかもしれないバース。
「ペンのインクがなくなるまで俺は自分とただ向き合うだけ」はもう100回聞いても上がります。
ビートに乗せてそのまま曲にしても、何の違和感もないくらい完成度の高いパンチラインでした。
※この大会もベストバウトだらけでした。一回戦の煩悩戦も面白かったです。
パンチライン⑳:UMB2016(vs BOZ)
あっそ、お前はタイタニック
沈んで終わりさR.I.P
このマイク持つ意味、こいつとは違ぇ
人生賭けてる舐めんじゃねぇ‼︎
BOZの豪華客船のラインから秀逸なアンサーを返しました。
しかもバイブス満タン。この年のMOL53もキレキレでした。
パンチライン㉑:凱旋 on ABEMA(vs Fuma no KTR)
このシーンにはヒーローもクソもねぇよ
俺は一人で戦う yay yo!!
「個」で勝ち上がってきたMOL53らしいバース。
泣き言も御涙頂戴もしないスタンスがカッコ良すぎますね。
パンチライン㉒:戦極21.5章(vs 呂布カルマ)
俺の地元には先駆者がいねぇ
だから俺が一人勝ち、でもそれは許さねぇ
ThugやStreet直結してる
俺ヘタ打って「ラップもやれません」
なんて言う時もあったがREVIVAL
つまり仲間たちとブチ上げて来た
これはhood music、painを上げてく
Ghettoをブチ上げるぜRap music‼︎
単純にリリカルすぎる。
自身のアルバム『revival』と掛けてるのも上手すぎます。
パンチライン㉓:トリプルリーチ(vs ベル)
ブーメランじゃなくてフリスビー
投げたらお前戻ってくる簡単に
音ハメで完全に決まったパンチライン。
ベルの着ている服に犬が描いてあることも踏まえて、見事な返しでした。
パンチライン㉔:KOK2018(vs がーどまん)
ラッパーの基本は何?
お前はステージでただ騒ぐだけ
俺は守りに来たぜ 自分の地位・名誉じゃねぇ
マイクを握る”覚悟”だぜ‼︎
MOL53が言うからこそブチ上がるパンチライン。
多分このバース、若手とのバトルで使い回すだけでワンパンできそうです。
パンチライン㉕:戦極15章(vs A-MEN)
まぁお前は田舎っつうより
井の中ってことだな
渋谷O-EASTでこいつは
恥かきに来たんだ
田舎と「井の中」の掛け方はオシャレすぎ。
まぁ軽く、俺が2,000ft高度を下げても
お前は届かない
この壁は高い、お前じゃ敵わない
それも仕方がない‼︎
公開処刑の時間だ
ZeebraもBOY-KENもいねぇけどな
O-EASTは同意見 お前とバトルは拒否権‼︎
バイブス満タンでここまで言われる相手が不憫になりました。
久々の戦極参戦でこの勢いは、盛り上がるに決まっています。
※戦極15章もABEMAで全試合配信中。決勝のGADORO戦だけでも元取れるくらいの面白さ。
パンチライン㉖:戦極vs凱旋2022 冬ノ章(vs Maiji)
宮崎っつうのは
誰の足跡のない道の上を歩いた
俺はリリシストでラッパー
ケツ持ちはいねぇ 俺は俺を守るのさ
先駆者がいない宮崎で地位を築き上げた、MOL53のバックボーンを感じれます。
自身でリリシストと言っても誰も否定できないリリカルなバースです。
パンチライン㉗:戦極19章(vs MU-TON)
突如現れた新星らしい
目の前のゴミを片付けるMC
不気味な笑み
ほくそ笑むBOSSの片手間のMC
音ハメでは必ず上位に来るバース。
ビートに合わせて少しローボイスを出しており、リリックだけでなくスキルフルな一面も見せました。
パンチライン㉘:UMB2013(vs TKda黒ぶち延長)
最高のボルテージでKick’n the verse
お前たちの首を振らす
誰がヤベェ プラスかマイナス
関係なしで上がれるMCだ Check it
お前たちの鼓膜に俺のツバメ返し
煙滝登り 誰がヤバいMC まず確かめてこい
黒ぶち 丸めてポイ
このバースが好きなヘッズは、大体古参でMCバトル好きです。
クラシックにバイブス満タンでリズミカルなバースを蹴るMOL53強すぎる。
パンチライン㉙:トリプルリーチ(vs FORK)
鎮さんにBig up!!
よりも俺はヤーマン沢尻エリカ‼︎
やっぱキ○セクの先輩
リスペクト送りたい‼︎
横は薄っぺらい
田代まさしで俺も踊ってたい
薬物どうこう関係ねぇ
音楽は心で作るもんだぜ‼︎
これは完全に虚をつかれたパンチライン。
当時捕まってニュースになった沢尻エリカを出すことで、観客どころか審査員ごとブチ上げてました。
パンチライン㉚:口喧嘩祭(vs KBD)
やることやるだけ
でもそれ口に出してやったら行動じゃねぇ
不言実行が手っ取り早ぇ
『不言実行が手っ取り早ぇ』はオシャレかつカッコ良すぎる。
ちなみにこれはFREEZ&DJ hondaの『No Famous』という曲のサンプリングですね。
パンチライン㉛:Dis4U EPISODE4(vs L-指定)
俺とマイクは一蓮托生
誰も否定なんかできねぇよ!!
「一蓮托生」という四字熟語をポンと引っ張ってこれるのも凄い。
ボキャブラリーの豊富さがとんでもないですね。
パンチライン㉜:KOK2020(vs Authority)
俺は1年間どころか10年この位置を守るぞ‼︎
お前に脅かされるわけがねぇ
この山を築いてきたんだ
このマイクはお前にトドメ
1発目から結果は分かってる
前年のチャンピオンがこのバースを吐いたら、もう誰も勝てないでしょ。。
2019の決勝でバトったAuthorityを、2020では1回戦でワンパンする破壊力でした。
※KOK2020もABEMAで全試合配信中。
パンチライン㉝:真ADRENALINE 春のMC BATTLE3連祭(vs 死神紫郎)
B級品なら聞き飽きた
俺は随一のA級のスーパースター
格下と格上、をオシャレに喩えたバース。
FORKがよく言う「ハーレーとカブ」「単なるイカダとクルーザー」「マングースとハブ」のような気の利いたメタファーです。
※この試合はプレミアムじゃなくても観れます。
パンチライン㉞:戦極15章(vs KEN THE 390)
日本語ラップシーン?
引っ張る気なんてサラサラないし
俺はマイクで金稼ぎ Get money, Get job
Make money~~!!
戦極15章でも名バトル。
完全に雰囲気を掌握していました。
※戦極15章もABEMAで全試合配信中。
パンチライン㉟:戦極西の2on2 2020(vs SILENT KILLA JOINT)
ここは武者修行 BLACKBOXだぜ
死んだら何も残りゃしねぇ
俺の肉声‼︎ お前の肉声‼︎
俺は今でも土臭ぇしバカ臭ぇ‼︎
BLACKBOXのビートに合わせて蹴ったバース。
武者修行、肉声、など、瞬時にはあまり出てこないワードを引っ張ってくるあたりセンスを感じます。
パンチライン㊱:KOK2019(vs Authority延長)
地方のLIVEを回ってみな
タフさって言うの何なのか?
HIPHOPて勘違いされがちな
Freedomなんてハナからねぇのさ‼︎
延長までもつれ込んだKOK2019の決勝ですが、延長では完全にRAWAXXXの圧勝でした。
HIPHOPらしさと言う面で終始圧倒していたように感じます。
パンチライン㊲:戦極24章(vs MU-TON)
語呂を合わせるそこらにゴロゴロいるような
クソラッパーじゃ興奮しねぇ
今日のゲストもマジでヤベェ
一人以外は俺 例外などねぇ
語呂を合わせる、つまり韻を踏むだけの若手に強烈なDis。
それに加えてゲストライブのGADOROもDisると言う怖いもん無しのバース。
俺は要らない金・銀 ジャラジャラ
生きてく力に変換してくのさ
MIC SHURE Shot これは離さねぇ
15の頃から今も変わらねぇ
宮崎帰りゃ上がってる仲間
落ちてる奴らをブチ上げんだぜ‼︎
個人的には戦極24章で一番好きなバース。
まさにMOL53はhood musicを体現しているラッパーだな、と感じます。
※戦極24章もABEMAで全試合配信中。個人的には戦極の中で24章が一番好き。
パンチライン㊳:UMB2016(vs ヤングたかじん)
お前は客に目線を下げて合わせてるだけ
呂布カルマ〜呂布カルマ〜呂布カルマ〜
宗教みたいで mother f○cker!!
この頃のバチバチなバトルが最高です。
呂布カルマvsMOL53は死ぬほど戦ってますが、この試合が一番バチってた印象。
パンチライン㊴:KOK2020(vs 鎮座DOPENESS)
そんなの俺には必要ねぇ
この音の上でもただ楽しくて
滑ってるだけスケーターのように街を流す
グラフィティライターのように街を染める
もうオシャレすぎる。
しかもワードB-BOY全開で、上がるよりも聞き入ってしまうバースですね。
パンチライン㊵:ADRENALINE 2019 FINAL(vs T-TANGG)
俺はもうアンドロメダ星雲までぶっ飛んじまってんだ
お前今どこだ?地球か?
俺は上空だ お前の宇宙が広いとか
知恵袋の小せぇバカがほざくな‼︎
これもかなり有名なパンチライン。
宇宙と地球という広大なスケールを持ち込み、「知恵袋が小さいバカ」という強烈なDisを放つ強さ、、圧巻です。
パンチライン㊶:凱旋ジャイキリ(vs $hamis戦)
ラップのスキルは韻を踏むとか
ライムをするとかじゃ無いんだぜ?
ストリートから直結してる
声をカッコよく出すことイケてる‼︎
奴ら達がここには居る
お前はど素人 舐めんじゃねぇよ‼︎
先輩から後輩へのレクチャーって感じですね。
ビートが蜂と蝶ってのもまた雰囲気相まってよかったです。
$hamisが勝ちましたが、カッコ良さはMOL53だったかなと思います。(個人的には)
パンチライン㊷:KOK vs 真アドレナリン(vs ミメイ戦)
まずはOne session
お前との違いをここで見せつけてやろう
青い炎は内側に滾らしてこそバイブス番長‼︎
これはもう、誰もがブチ上がったバースでしたね。笑
MOL53がバンドを操るのも予想外でしたが、何よりバイブス全開で来たのがヘッズとしては嬉しい。
戦極28章のリベンジマッチということもあり、本気で倒しに来てたのでしょうか。
パンチライン㊸:MATSURI大将戦(vs SIMON JAP)
今日はカルシウムが足りてないんですか?
俺は冷静に話がしたいんだ
内輪揉めをやりたいんだったら
他でやってくれ 俺はラップがしてぇんだ‼︎
MOL53は「野次がうるさい」などと批判を浴びていましたが、いざ自分が野次を飛ばされると、こんなにも華麗にかわすんだという格の違いを見れました。
あんなにオラオラで来るSIMON JAPに、ここまで冷静に、かつ強いカウンターパンチを返せるのは流石としか言えないです…!
パンチライン㊹:凱旋2023 冬ノ陣(vs Rin音)
舐めてんじゃねぇよ
ただのFAMOUS チンピラやゴロツキもマイク持てば
可能性がある 証明できる
それがUndergroundだ 分かってるかザコ‼︎
九州同士の対決。
結構アツくぶつかっていたのが胸に沁みました。
何気にこの凱旋では、この試合が一番好きです。
ビートもTOKONA-Xの「NEW YORK, NEW YORK」だったので尚更感動的なバースでした。
この後優勝するまでも含めて、調子の良いMOL53が見れましたね。
パンチライン㊺:凱旋 at東京ガーデンシアター(vs 龍鬼)
RhymeとBeatsの核融合
アインシュタインも出すぜ このベロ
バカと天才は紙一重
お前 俺を超えられるわけねぇ‼︎
ラップは一人になっても辞めねぇ
友達、先輩どうこう関係ねぇ
俺の友達も先輩も死んだ
だけども二日経てば元通りだ‼︎
お前の仲間のラップじゃ俺は上がららねぇ
クソを聞かすんじゃねぇ‼︎
俺の耳は肥えてる
グルメな奴じゃねぇと俺らは頷かねぇ‼︎
毎バースでパンチラインを吐き続ける凄さ。笑
リズムキープ、発声、ワードセンス、全てにおいてレベルが違うなと感じますね。
パンチライン㊻:口喧嘩祭SPECIAL決勝(vs BASE戦)
ダメ、ベーやん それは卑怯
裏のカード使うのナシよ
だけどお前が決勝で引いたカードは
俺というジョーカー you know?
カードから「ジョーカー」を連想させるオシャレな返し。
再再延長まで続いたバトルでしたが、このバースで全て持っていった感じがしましたね。
パンチライン㊼:KOK vs 真アドレナリン(vs 晋平太)
運が良ければ1分で上がる
運が悪ければ1年もかかる
でもそんなの関係なく
俺マイクを持って打ち込む‼︎
夢見た世界はどこだ?
お前の知ってる世界は狭い‼︎
UMB2012で、一夜でヒーローになったMOL53だからこそ吐けるバース。
「お前の知ってる世界は狭い‼︎」
は戦極16章の悪影戦でも言っていたパンチラインですね。
※戦極16章はABEMAプレミアムで観れます。
パンチライン㊽:口喧嘩祭SPECIAL(vs T-TANGG)
紙とペン持てば24時間
ヒーローやプリンスじゃなくkingだ
俺のunderground kingはFREEZ
ramb campから聴きなおせよボケナス
バイブスで落としてくるのが反則級にカッコいい。
T-TANGGとも何回かやっていますが、このバトルはワードとスタンスのカッコ良さで押し勝ったイメージですね。
パンチライン㊾:戦極 vs 真ADRENALINE準決勝(vs ニガリ戦)
アンドロメダ 北極星
俺はオリオン座に腰をかけ
三日月に上着をかける
Chillしてまた一つ考える
リリカルすぎて、会場がついていけていないバースでした。笑
ニガリに負けてしまいましたが、この日のMOL53は強かったですね。
パンチライン㊿:MATSURI 最終サイファー
本当のキングは内から輝くんだぜ
無駄口は叩かねぇ
GADOROじゃなくて宮崎のチャンプは俺‼︎
一回も宮崎で負けたことありません OK?
まさかGADOROのネームドロップをしてくるとは誰も思っておらず、思わず手を上げてしまったワンバース。
宮崎の因縁のライバル、また戦ってほしいですね…!
【おわりに】MOL53、リリカルすぎる
文字に起こしても後から食らう。
リリカルなMCに共通するのはこれではないでしょうか。
バトルだと、MOL53の他には呂布カルマ、FORKなどが挙げられます。
リアルタイムだとフローや韻のタイミングで沸かせれますが、文字に起こしても意味が通っているのはハイレベルたる所以ですね。
その点、MOL53はワードセンス、リズムキープ力、脚韻の巧さ、バイブス、どれをとってもトップクラスなのが魅力です。
MOL53のスタンスには賛否両論ありますが、僕は超HIPHOPに感じるので大好きです。
今後もワクワクしてバトルを見ていきます。
バトル視聴について:結論、ABEMAが有能すぎ
YouTubeにないものは基本的にABEMAプレミアムで観れます。
TikTokやニコ動でたまに無断転載がありますが、いつ消えるか分からないのと、そもそも違法なので期待はしないようにしましょう。
凱旋やアドレナリン、KOK2020、戦極15~17、24~28章、Red Bull 韻 da HOUSE、フリースタイルダンジョン・モンスターなどは、全てABEMAで観れるという独壇場。
2週間無料なので、その間に見まくっちゃいましょう。
(僕は3年くらい会員のままですが。笑)
ABEMAでも配信されていない、KOKやUMBは、DVDかAmazon、iTunesのレンタルを見てみましょう。
レンタルだと、KOK2022とかも500円~見れちゃいます。
個人的にKOK2018、2021、2022がめちゃくちゃ好きです。
と、長くなりましたが、本記事もここで締めます。
もし「イヤイヤMOL53ならこのバースは必須でしょ」てのがあれば、コメントいただけると嬉しいです。
ご視聴いただきありがとうございました!
他にもラップバトル系の記事を書いているので、そちらも覗いてみてください。
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