この記事では、戦極24章の準決勝、
MU-TON(ムートン) vs 鬼ピュアワンライン
のバトル動画紹介、文字起こしを書いていきます!
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【文字起こし】MU-TON vs 鬼ピュアワンライン
先攻はMU-TON、後攻は鬼ピュアワンライン。
16小節の2本勝負。
以下文字起こしです。
※全て正しい保証はありません
【MU-TON】1バース目
ギアを一つ上げてこう yay yo
上げてこう yay yo
ここが登竜門
鯉が今日龍になって鬼ピュア超える
1,2 今日も白河から
栃木乗り越えてあんたを手招き
宮崎から大阪
どこでも俺の師匠を今超える 来たきた
きた!What’s up ハルキキ
こいつは磨いてきた牙 武道館
天皇の前で 洗脳の前で
お前らの前でぶちかます番だ!Under!
きた!OverからUnder!
この手拭いすら汗にまみれた
血汗涙その後になる
光るmicrophoneとダイナソーだろ!
【鬼ピュアワンライン】1バース目
超えるって言ってるくせに
お前他力本願 それじゃ笑えない
基本はまずラップ 重心ブラさず 目離さず
このSpit 突き刺す
Ha, yeah, one, two
のリズムで落とした俺
語呂を合わせる そこらにゴロゴロいるような
クソラッパーじゃ興奮しねぇ!
今日のゲストもマジでヤベェ
一人以外は俺例外などねぇ
お前笑ってる暇はねぇ
後ろじゃねぇ前だぜ
目ほら見とけ
時間はもう過ぎ去った
じゃあその結果何が残ってた?
手のひらにはマイクだ間違いねぇ
俺はこれでブチかます勢いだメーン!
【MU-TON】2バース目
時間先に過ぎ去って
その後俺らのラップが効いてくるだろう
Time is money 掻い潜る雨
貯まる雨など 流した汗など
止まぬ雨など ここにゃ無いだろう
晴れても雨だろ 潰されてる
泣いてて あいつは泣いてて
俺はハリケーンのようにここに立つ
まるで台風の目 2倍踏んどけ
Lifesとpen ライツカメラアクション
このノリと音乗りとホトトギス
なら鳴かせて見せましょうよ
あいつも泣かねぇ あっかんべー
こいつはほとんどlisten
ほとんどlisten 武道館listen
俺が鳴かせようホトトギス
【鬼ピュアワンライン】2バース目
Yo だからやっぱ他力本願
一人で消化しなくちゃな
俺は要らない金銀ジャラジャラ
生きてく力に変換してくのさ
マイク SHURE Shot これは離さねぇ
15の頃から今も変わらねぇ
宮崎帰りゃ上がってる仲間
落ちてる奴らをブチ上げんだぜ!
今は不況で日本をどうこう
言ってる奴らはもう可笑しいよ
情報洗脳 そんなの糞食らえ
目の前の現実だろ
俺はいまだに満たされねぇ
ガキも蝋燭の火は消えねぇ
電気ガス止まったって俺変わらねぇ
前からマストで一番だぜ!
勝者:鬼ピュアワンライン
一発でMU-TONを下し、決勝まで足を運びました。
決勝の相手は、因縁の呂布000カルマです。
【解説】MU-TONと鬼ピュアワンライン
この2人は何回か戦っており、記事執筆時点(2022年10月)では鬼ピュアワンライン(RAWAXXX)の無敗です。
今回のバトルはMU-TONの勝ちじゃね?とSNSでは噂されてましたが、個人的には鬼ピュアワンラインの圧勝だと思いました。
ビートへのタイトな乗り方、そして一言一言の重みがずっしりしており、毎回ストレートを放っていた印象があったので。
1バース目
MU-TONはまず入りからカッコいい声で乗せてきます。
この日のMU-TONはいつもより聞き取りやすく、意味が通ってることが多かったです。
また下記のバースは、「登竜門」の語源を踏まえてのバースになってますね。
ここが登竜門
鯉が今日龍になって鬼ピュア超える
MU-TON 1バース目
豆知識ですが、登竜門の「竜門」は中国の黄河上流にある竜門山を切り開いてできた急流のことで、これを登り切った鯉は龍になるという言い伝えから『登竜門』と呼ばれるようになったそうです。
MU-TONは普段から八咫烏や天照などの言葉をよく使うので、神話や諺などの教養が深いと伺えますね。
ただ、この鬼ピュアワンライン戦での1バース目は、正直攻めの部分は足りないと思いました。
そのMU-TONに対し鬼ピュアワンラインは、「越えるって言ってるくせにお前他力本願」といきなりdisから入ってきます。
おそらくこの他力本願は、MU-TONが「師匠を超える」や「栃木乗り越えてあんたを手招き」と言ったことに対し、「超えるって言ってる割に俺を栃木またがせて白河まで行かせるんだな、お前待ってるだけなんだな」みたいなアンサーかと思います。
そもそも、この白河を超えるラインは、鬼ピュアワンラインがDOTAMA戦で「お前の地元なんて通りすぎて白河まで行ってchillして上がってる」と放ったことに端を発します。
これが準決勝に繋がってくるのは面白いですね。
そして何より、その後のバースが凄まじい。
「語呂を合わせるそこらにゴロゴロいるようなクソラッパーじゃ興奮しねえ」と、若手MCを一蹴する痛烈なラインを吐き、「今日のゲストもマジでやべえ、1人以外」とゲストライブのGADOROをdisっていきます。
それに対しGADOROがTwitterでアンサー。これもアツい。
因縁と騒がれていたGADOROとmol53ですが、自身の曲『チャレンジャー』のラインを使って「俺はもっと高いところにいる」といったニュアンスをツイートしました。
この2人が再戦したら絶対面白いのになぁ、、と思っております。
▼GADORO『チャレンジャー』
2バース目
2バース目も、MU-TONは心地の良い音ノリで首を振らせてきます。
ここはもう、文字起こしでは伝わらないので聞いてほしいですね。笑
ただ1バース目同様、鬼ピュアワンラインへのdisが一つもなかったのと、内容よりも音ノリを重視してしまったところが決め手がなく、敗因になったと感じます。
対する鬼ピュアワンラインは、「宮崎帰りゃ上がってる仲間、落ちてる奴らをブチ上げんだぜ」と、この日一番カッコいいパンチラインを吐きました。
その後のバースでも「情報洗脳じゃなく目の前の現実」「電気ガス止まったって変わらねぇ、前からマストで一番だぜ」強いメッセージ性が込められており、一気に感情を持っていかれました。
この日の鬼ピュアワンラインは、相手へのdisもある上に詩的で、いつも通りヤバい音ノリをしているという無双状態でした。
ぜひ無料期間を使って本編をみてほしいです。マジでカッコよかったです。
【おわりに】鬼ピュアワンライン強かった
MU-TONも良かったですが、この日の鬼ピュアワンラインは強すぎましたね。
決勝では因縁の呂布カルマ。
こちらも超ベストバウトでした。文字起こしと解説は以下です。
そしてやはり戦極24章は、何度見ても神試合ばかりで上がります。
個人的には、MCバトル史上一番面白いと断言できます。
僕はDVDを買って死ぬほど視聴してた勢ですが、ついにABEMAで配信されるようになり、嬉しいような悲しいような気持ちがあります。笑
今のヘッズは2週間無料で全試合見れるので、本当にいい時代になったなと思います。
ダンジョン、アドレナリン、凱旋、KOK、戦極などの名試合がこれでもかと言うほど観れるので、とりあえず無料期間だけでもABEMAを利用してみましょう。
それでは今回の記事はここまで。
他のMCバトルの文字起こしは以下にまとめています。
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